愛犬と一緒にEU離脱反対、ロンドン中心部で「ウーファレンダム」行進
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【10月8日 AFP】ハスキーにチワワ、ボクサーやビーグルも──英国の欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット、Brexit)に反対しEU残留を訴える市民らが7日、総勢数百匹の愛犬と一緒に英ロンドン中心部をデモ行進し、EU離脱の是非を問う国民投票の再実施を求めた。
犬の鳴き声をもじって「ウーファレンダム行進(Wooferendum March)」と題したデモは、2016年の国民投票の際の残留派が中心となって結成された超党派の運動「国民の投票(People' s Vote)」が主催し、英国会議事堂前まで行進。政治家や俳優たちも、愛犬を連れて参加した。参加者の中には、猫の飼い主や、犬のコスプレをした人の姿も。
主催者はその後、盲導犬と一緒にダウニング街10番地(10 Downing Street)の英首相官邸を訪問し、「犬たちと飼い主たちの署名」の入った再投票の請願書をテリーザ・メイ(Theresa May)首相に提出した。
EU離脱に伴い、英国はEUの「ペットパスポート」政策の対象から外される恐れがある。ペットパスポートは、申請登録したペットたちが、飼い主と一緒にEU域内を自由に旅行できるシステムだ。対象外となれば、EU加盟国へのペット同伴には煩雑な手続きと長い準備期間が必要となる。また、ペットフードの輸入や英国内の獣医師不足など、EU離脱による影響を心配する声もある。(c)AFP/Joe JACKSON