【10月5日 AFP】マレーシアバドミントン協会(BAM)は5日、同国出身の元世界ランク1位、リー・チョンウェイ(Chong Wei Lee)が、台湾でがんの治療を受けて「順調に回復している」ことを明らかにした。しかし、同選手はこのまま現地で治療を続け、すぐに帰国する予定はないという。

 先月、リーが初期段階の鼻のがんを患っていることを公表したBAMのノルザ・ザカリア(Norza Zakaria)会長は、AFPの取材に対して、「リーは台湾での治療から、順調に回復している」と話す一方で、「彼はこのまま台湾に残って治療を続けていく。治療が完了したら帰国する予定だ」と述べた。

 ノルザ会長は35歳のリーと緊密に連絡を取り合っており、五輪で3個の銀メダルを獲得している同選手が日曜日(7日)にもマレーシアに戻るだろうとする報道について一蹴した。関係者によると、リーは陽子線をがんの病巣に照射する治療を受けているという。(c)AFP