【10月5日 AFP】サッカーポルトガル代表のフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督は、性的暴行疑惑が報じられたクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、今後予定されている4試合の国際試合を欠場すると発表した。

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 サントス監督は記者会見で、ポルトガルサッカー連盟(FPF)のフェルナンド・ゴメス(Fernando Gomes)会長とともにロナウドと話したと明かし、「われわれは今月と来月の代表戦でロナウドを招集しないことに合意した」と述べた。

 記者からさらに質問されたは指揮官は「われわれ3人がかわした会話の詳細を明かすつもりはない」と続けた。

 バロンドール(Ballon d’Or)を5度獲得しているロナウドは、9月に行われた2試合の代表戦を欠場していた。

 その際サントス監督は、ロナウドの欠場は一時的なものであり、レアル・マドリード(Real Madrid)からユベントス(Juventus)に移籍したロナウドが新チームに順応できるように配慮したものだと暗に示していた。

 今回ロナウドの招集を見送った理由は前回と同じものかと問われたサントス監督は4日、「それは私が今話していることではない」と話した。

 世界で最も成功し、世界で最も高給取りのスポーツ選手の一人であるロナウドは、性的暴行疑惑が浮上している中で代表から外れた。

 米国人女性のキャスリン・マヨーガ(Kathryn Mayorga)さんは先月、2009年6月13日にロナウドから性的暴行を受けたとして米ネバダ州の地方裁判所に全32ページにわたる訴状を提出した。

 この申し立てについて質問されたサントス監督は、ロナウドを擁護し、「ロナウドのことをとてもよく知っている。そのような犯罪には一切関与していないと話した彼の言葉を信じている」と続けた。

 また、FPFのゴメス会長もロナウドの肩を持った。

「彼が言ったことを信じている。なぜなら私は何年も前からロナウドのことを知っているし、彼の素晴らしい人間性を証明できるからだ」

 今回の決定により、ポルトガルのキャプテンを務めるロナウドは今月と来月に予定されているポーランド、イタリアとのUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League)の3試合と、今月中頃に行われるスコットランドとの国際親善試合を欠場することになる。(c)AFP