再収監は「死刑宣告」 恩赦無効のフジモリ氏、病床から懇願
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【10月5日 AFP】(写真追加)ペルーの裁判所により人道に対する罪への恩赦を取り消された同国のアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領(80)は4日、入院先の病院で撮影した動画声明で、再収監は「死刑宣告」になると訴えた。
フジモリ氏は病床から、同国のマルティン・ビスカラ(Martin Vizcarra)大統領と司法当局に対し、「私をどうか殺さないでほしい。刑務所に戻れば私の心臓は耐えられない。心臓が弱りすぎていて、もう同じ経験はできない。死刑宣告を下さないでほしい。これ以上はできない」と訴えた。
ペルーの裁判所は3日、ペドロ・パブロ・クチンスキ(Pedro Pablo Kuczynski)前大統領が昨年12月にフジモリ元大統領に対して与えた恩赦を無効とし、直ちに同氏の身柄を拘束するよう命令。だがフジモリ氏は再拘束された直後、心臓の問題により病院に搬送されていた。(c)AFP