ニューヨーク・タイムズが「偏向報道」 トランプ氏、脱税疑惑を一蹴
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【10月4日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は3日、自身の脱税疑惑を伝えた米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の調査報道について、お決まりのつまらない「偏向報道」だと一蹴した。
トランプ氏はことあるごとに、ニューヨークの不動産デベロッパーだった父親のフレッド(Fred Trump)氏から借りた100万ドル(約1億1400万円)を元手に、自力で数十億ドル規模の不動産帝国を築いたと主張してきた。
しかしニューヨーク・タイムズは、確定申告書や財務記録など10万点以上の資料を調べ上げた結果、トランプ氏は租税回避の仕組みなどを通じ、実際には現在の貨幣価値にして少なくとも4億1300万ドル(約470億円)相当の資産を受け取っていたと報じた。
トランプ氏はツイッター(Twitter)に「ニューヨーク・タイムズは非常に古く退屈で、しょっちゅう耳にする私に関する偏向報道を行うのに『貨幣の時間的価値』を利用した」と投稿。さらに「つまり、私に関するニューヨーク・タイムズの記事の97%は悪い内容だということだ。ひどい選挙報道をした時から改善していない!」と非難した。(c)AFP/Catherine TRIOMPHE