【10月3日 AFP】(更新、写真追加)スウェーデン王立科学アカデミー(Royal Swedish Academy of Sciences)は3日、2018年のノーベル化学賞(Nobel Prize in Chemistry)を、米国人のフランシス・アーノルド(Frances H. Arnold)氏(62)、同じく米国人のジョージ・スミス(George P. Smith)氏、英国人のグレゴリー・ウィンター(Gregory P. Winter)氏(67)に授与すると発表した。進化の原理を応用し、バイオ燃料から製薬まで幅広く活用されている酵素を開発したことが評価された。

 アーノルド氏は米カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)の教授。スミス氏はミズーリ大学(University of Missouri)、ウィンター氏は英MRC分子生物学研究所(Medical Research Council Laboratory of Molecular Biology)に所属する。

 賞金900万スウェーデンクローナ(約1億1400万円)の半分はアーノルド氏に、スミス氏とウィンター氏には4分の1ずつ贈られる。(c)AFP