【9月30日 AFP】今年6月末時点における中国のHIV感染者とエイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)患者数は前年から10万人増えた82万人超で、そのほとんどが輸血ではなく性交渉による感染だった。対前年比では14%増。国営新華社(Xinhua)通信が29日、HIVおよびエイズ関連会議での保健当局者の発言として報じた。

 2018年第2四半期だけでも、新たなHIV感染者およびエイズ発症者が4万人以上確認されており、このうち93.1%は性交渉を通じての感染だったという。

 中国ではかつて、輸血によるHIV感染の拡大が社会問題となったが、新華社によれば輸血によるHIV感染例は現在、「ほぼゼロ」にまで減少している。(c)AFP