【9月30日 AFP】インドネシアの国家防災庁(National Disaster Mitigation Agency)は30日、同国中部で28日に起きたマグニチュード(M)7.5の地震とそれに伴う津波による死者数が420人になったと発表した。国営アンタラ(Antara)通信が同日、報じた。

 国家防災庁の報道官によると、少なくとも540人が重傷を負っており、現地の病院は負傷者への対応に追われている。地震と津波で孤立した遠隔地から情報が入れば、死者数はさらに増える恐れがあるという。

 海辺で28日夜に開幕する予定だった祭りの準備していた数百人の行方が分かっておらず、安否が懸念されている。生存者らは、波形の鉄板屋根や木材などのがれきが津波で海岸から最大50メートルほど内陸に運ばれた中、懸命に行方不明者を捜している。(c)AFP/Harry PEARL