インドネシア地震、津波が町襲う 多数の建物倒壊
発信地:マカッサル/インドネシア
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アジア・オセアニア
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【9月29日 AFP】インドネシア中部で28日に起きたマグニチュード(M)7.5の地震で、スラウェシ(Sulawesi)島の町が津波の被害に遭ったことが分かった。また地元当局によると、地震により多数の建物が倒壊した。
米地質調査所(USGS)によると、地震が起きたのは同日午後6時(日本時間午後7時)ごろ。震源はスラウェシ島沖で、震源の深さは約10キロと浅かった。地元住民らは屋外に逃れ、津波を恐れ高台へと避難した。
防災当局は津波警報を発令したが、程なく解除。だが震源地から約80キロに位置する人口35万人の都市パル(Palu)で立体駐車場の上層階から撮影された映像には、白い激流の壁が複数の建物をなぎ倒し、大型のモスク(イスラム礼拝所)を浸水させる様子が映っている。
防災当局が後に発表したところによると、津波の高さは最大で1.5メートルに達した。住民らによると、震源地から数百キロ離れた場所でも大きな揺れが感じられた。同地域では数時間前にも比較的小規模な地震があり、少なくとも1人が死亡していた。
直近の地震による死者の情報は今のところないが、マグニチュードは今年の夏にロンボク(Lombok)島で数百人の死者を出した一連の地震よりも大きい。(c)AFP