米アマゾン創業者の宇宙企業、次世代ロケットのエンジン供給へ
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【9月28日 AFP】米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の創業者ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が設立した民間宇宙開発企業ブルー・オリジン(Blue Origin)は27日、米ロケット打ち上げ合弁企業「ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)」が建造する次世代ロケットのエンジンを供給する契約を結んだ。
米防衛・航空大手ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)と米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)が設立した合弁企業ULAによると、ブルー・オリジンが供給するのは、2020年に打ち上げが予定されている次世代ロケット「バルカン・セントール(Vulcan Centaur)」のブースター部分のエンジン。
ULAのトーリー・ブルーノ(Tory Bruno)最高責任者(CEO)によると、地球周回軌道に貨物を運ぶことができるバルカン・セントールの設計は完了間近だという。
ブルー・オリジンのボブ・スミス(Bob Smith)最高経営責任者(CEO)は、「ユナイテッド・ローンチ・アライアンスは、国防任務向けロケット打ち上げのトップ企業だ。彼らのチームの一員となり、その任務に携わることができて光栄だ」と語った。
ブルー・オリジンは、月に貨物を輸送することができる宇宙船と月着陸船の建造計画も発表している。ベゾス氏は通常、アマゾン株を売却して得た資金をブルー・オリジンに投資している。(c)AFP