米最高裁判事候補は「100%」暴行犯 告発女性が議会証言
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【9月28日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が連邦最高裁判所の判事に指名したブレット・カバノー(Brett Kavanaugh)氏の性的暴行疑惑を告発したクリスティン・ブレイジー・フォード(Christine Blasey Ford)さんが27日、上院司法委員会の公聴会で証言し、1980年代のパーティーで自分を襲ったのがカバノー氏であることを今でも「100%」確信していると述べた。
米カリフォルニア州の大学で心理学を教える教授であるブレイジー・フォードさんは、時折感情を抑えきれない様子を見せながら、自身を襲った人物を勘違いしている可能性は「絶対にない」と断言した。
カバノー氏については、さらに2人の女性がわいせつ行為の被害に遭ったと名乗り出ており、今回の宣誓証言は、最高裁判事候補として厳しい審査の目を向けられている同氏にとって打撃となる。
ブレイジー・フォードさんは、自身が15歳だった1982年のパーティーで、当時18歳の高校生だったカバノー氏にレイプされそうになったと主張。公聴会では、議員らから当時の出来事について率直な質問を受けた。
パトリック・レーヒー(Patrick Leahy)上院議員(民主)から、襲われた時の一番強い記憶について質問されたブレイジー・フォードさんは「(脳の感情や記憶を司る部位である)海馬に消えずに残っているのは笑い声。2人がばか笑いする声。2人は私を犠牲にして楽しんでいた」と述べた。
証言によれば、カバノー氏と友人のマーク・ジャッジ(Mark Judge)氏はいずれも「見るからに酔っ払った」様子で、パーティーが行われていた建物の上階の部屋にブレイジー・フォードさんを押し込み、ドアに鍵をかけた。ブレイジー・フォードさんがカバノー氏から体の上に飛び乗られ、大声で助けを呼ぶと、同氏は「手で私の口を覆って叫び声を上げられないようにした」という。
ブレイジー・フォードさんは「2人が笑っている間、私はその片方の下にいた」と語った。(c)AFP