【9月27日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、自身を解任する方法を話し合っていたと報じられたロッド・ローゼンスタイン(Rod Rosenstein)司法副長官について、留任が「望ましい」と述べる一方で、同氏を更迭するか否かの決断を下すための面会を当初の27日から延期する見通しを示した。同司法副長官は、2016年の大統領選でのロシアとトランプ陣営の共謀疑惑の捜査を監督する立場にいる。

 トランプ氏は米ニューヨークで記者団に対し、ローゼンスタイン氏について「自分としては、留任が非常に望ましい」と主張した。

 一方で、27日にホワイトハウス(White House)で予定されていたローゼンスタイン氏との面会については、「ロッドに今夜か明日にでも電話して、面会を延期したいと伝えるつもりかもしれない」と述べ、その理由として、最高裁判事に指名したブレット・カバノー(Brett Kavanaugh)氏の対応に追われていることを挙げた。カバノー氏については、過去にわいせつ行為に及んだ疑惑が浮上している。

 ローゼンスタイン氏に関しては、大統領として職務不能であることを理由にトランプ氏の言動をひそかに録音するよう示唆し、憲法修正規定を発動して解任する案を周囲と話し合っていたと米メディアに報じられて以来、辞任あるいは更迭される時期についてさまざまな臆測が飛び交っている。(c)AFP/Sebastian Smith