武漢OPで連日の波乱 ウォズニアッキ、ケルバーも姿消す
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【9月27日 AFP】女子テニス、武漢オープン(Wuhan Open 2018)は26日、シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)と第3シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が、力の劣る相手にまさかの敗北を喫した。
世界ランキング2位のウォズニアッキはリオデジャネイロ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(Monica Puig、プエルトリコ)に6-7(10-12)、5-7、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)女王のケルバーは5-7、1-6でアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)に5-7、1-6でそれぞれ敗れ、準々決勝進出を逃した。
前日の試合では世界ランク1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)の敗退が決まっていたが、この結果、同51位のプイグに苦杯をなめた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)覇者のウォズニアッキは、ハレプとの差を詰めるチャンスを逃している。
今大会は予選から勝ち上がってきているプイグは試合後「お互いの手の内を知り尽くしている感じがした」とした上で、「とにかく集中力を維持し、重要なポイントでは積極的にプレーする必要があった」と振り返った。
また、2016年のリオ五輪で金メダルを獲得して以降は安定感を欠いていたプイグだが、五輪後の後遺症は克服したと断言している。「(当時は)自分にプレッシャーをかけてしまっていたと思う。あまり自分に自信が持てなくなっていた。今は小さなことを積み重ねていくことで、大きなことに対応しやすいようにしている。リオでの教訓を学んだ」
一方、高い順位のまま今季を締めくくりたいと考えているバーティは「これまでの中でずばぬけて良い試合だったと感じる」と話し、「今年の初めにトップ20を維持するという目標を立てた。今は自分がトップ20プレーヤーだと感じるし、もちろんトップ10入りも狙いたい」「本当に素晴らしい一年になっているし、幸いまだ大きな大会がいくつか残っている」と続けた。(c)AFP