トランプ大統領、習氏は「もう友人でないかも」 中国の選挙干渉批判
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【9月27日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、国連安全保障理事会(UN Security Council)の会合で、中国が11月の米中間選挙に干渉しようとしていると批判した。同日の記者会見では、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席との友好な関係は終わったかもしれないと言及した。
トランプ氏は自ら議長を務めた安保理会合で、中国による選挙干渉について「彼らは私やわれわれに勝ってほしくない。なぜなら、私が貿易面で中国に対決した初めての大統領だからだ」と発言した。
トランプ氏は就任以後、習氏については、核問題をめぐる北朝鮮への圧力などに貢献しているとして称賛し、友好な関係にあると繰り返し誇ってきた。しかし、ここへきて米中間では貿易摩擦が激しくなるなどさまざまな面で緊張が高まっている。
トランプ氏は安保理会合後ニューヨークで開いた記者会見で、習氏について「彼はもう私の友人ではないかもしれない。だが、おそらく私のことを尊敬していると思う」と語った。
ホワイトハウス(White House)の高官も同日、中国政府による米国の政治やメディア、企業への干渉が「容認できない水準」に達していると記者団の前で批判した。(c)AFP/Christian OTTON