【9月27日 AFP】(更新、写真追加)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、ニューヨークで開かれている国連総会(UN General Assembly)に合わせ、安倍晋三(Shinzo Abe)首相と会談し、日米が新たな貿易協定に関する交渉を開始すると発表した。

 トランプ氏は記者団に対し、「われわれはきょう、日米貿易交渉を始めることで合意した」と述べた。日米首脳は友好関係を保っているが、トランプ氏は対日貿易での「極めて大きな赤字」についてたびたび不満を示してきた。

 ホワイトハウス(White House)は声明で「米国と日本は、必要な国内の手続きを完了させた後、物品やサービスを含む主要部門を対象に、早期の功績を生み出せる米日貿易協定の締約に向けた交渉を開始する」と発表。

 声明ではさらに、「大統領は、相互的な貿易や、日本を含む国々との貿易赤字の削減の重要性を改めて示した。首相は、自由かつ公正でルールに基づいた貿易の重要性を強調した」と説明。「われわれはこれを背景に、具体的な追加措置を通じたものを含め、相互に利益をもたらす形での米日間の貿易・投資のさらなる拡大と、自由かつ公正で開かれた世界経済発展の実現に向けた決意を再確認した」と記している。(c)AFP