マレー、中国2大会で今季終了へ 上海とパリはスキップ
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【9月23日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が22日、中国の深セン(Shenzhen)と北京(Beijing)で行われる2大会への出場を表明した上で、シーズン終盤の上海マスターズ(2018 Shanghai Rolex Masters)とパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2018)は欠場すると明かした。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で2度の優勝経験を誇るマレーは、臀部(でんぶ)の故障で1年以上にわたりツアーから離脱。今年1月には手術も受けたが、その後も体が負担に耐えられないとして、ウィンブルドンを含む複数の大会の出場を断念していた。
今年の四大大会(グランドスラム)は、2回戦で敗れた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)が唯一の出場となったマレーは、中国での2大会を最後に故障に苦しんだシーズンに幕を下ろすなど自身のスケジュールに変更を加えることで、2019年は開幕から力強いスタートを切れるようにしたいと考えている。
今季は出場数が少なく、現在の世界ランクは308位まで落ちているマレーは、自身のフェイスブック(Facebook)ページに投稿した動画の中で「2019年シーズンの開幕へ向け、そして再び大きな大会に戻ってくるために、考え得る最高の調子を整えられるようトレーニングとコンディション調整にたくさんの時間が必要だ」と語った。
「残念ながらアジアの後は出場できないが、ハードワークを積んで改善していくことを楽しみにしている。ここ数か月は非常にポジティブなものとなっている。臀部の手術後のリハビリで大きく前進できたと感じるし、さらに強度の高いトレーニングの期間を設けることで、また一段と大きな改善ができると思う。これからの中国での数週間がうまくいくことを願っているし、楽しみにしている」 (c)AFP