ソマリアで米連合軍が過激派に空爆などで反撃、20人殺害
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【9月23日 AFP】米アフリカ軍司令部(AFRICOM)は22日、ソマリア南部で米軍主導の多国籍部隊が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織「アルシャバーブ(Al-Shabaab)」に襲撃されたため空爆などで反撃し、アルシャバーブの戦闘員20人を殺害したと明らかにした。
AFRICOMによると21日、ソマリア南部キスマユ(Kismayo)の北西50キロほどの地域で米軍がソマリア特殊部隊の訓練を行っていたところ、アルシャバーブの攻撃があり、「正当防衛」として空爆を実施し、アルシャバーブの戦闘員18人を殺害。ソマリア軍も小火器で対抗し戦闘員2人を殺害したという。
「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれるアフリカ最東北端部に位置するソマリアで、相次ぐアルシャバーブの襲撃に対抗すべくアフリカ連合(AU)の平和維持部隊「アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)」とソマリア政府部隊の作戦に参加協力する米兵は500人を超える。
ソマリア南部では6月にも、アルシャバーブの攻撃で米特殊部隊員1人が死亡し、米兵4人とソマリア兵1人が負傷している。(c)AFP