イラン南西部で軍事パレードに襲撃、29人死亡 ISが犯行声明
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【9月22日 AFP】(更新、写真追加)イラン南西部アフワズ(Ahvaz)で22日、開催されていた軍事パレードを武装集団が襲撃した。アラビア語放送局アルアラム(Al-Alam)テレビは、29人が死亡、57人が負傷したと報じている。また、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。
同国の国営テレビは、1980年のイラン・イラク戦争の開戦を記念する軍事パレードが「襲撃者のグループ」による攻撃を受けたと伝えた。
イラン軍の報道官によると、襲撃犯4人のうち3人はその場で死亡。もう1人は拘束されたものの、けがにより死亡した。
その一方で、ISは傘下のプロパガンダ機関アマック(Amaq)を通じて犯行声明を発表。「IS戦闘員がイラン南部アフワズで、イラン軍の集まりを攻撃した」と述べた。
イラクと国境を接する同国西部のフゼスタン(Khuzestan)州は、イスラム教スンニ派(Sunni)がほとんどの大規模なアラブ人コミュニティーがある。同州でこうした攻撃が起きるのはまれ。
同州は1980~1988年のイラン・イラク戦争で、主戦場となった。(c)AFP