大坂が10連勝、2年ぶりに東レPPO決勝進出
このニュースをシェア
【9月22日 AFP】女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2018)は22日、シングルス準決勝が行われ、大会第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-2、6-3でイタリアのカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi)を下し、2年ぶりの決勝進出を決めた。
大坂はわずか71分でジョルジを退け、優勝を飾った全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)から続く連勝を10に伸ばした。決勝では、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)との対戦が決定。プリスコバは6-2、4-6、6-3でドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)を下している。
第1シードで前回女王のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)を下して今大会ここまで勝ち上がっていたジョルジという危険な相手に対し、大坂はブレークを2度奪うと、最後は猛烈なフォアハンドを打ち込み、一方的な展開で第1セットを先取した。
全米決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を下して世界ランク7位にまで浮上した大坂は、第2セットに入ってもプレッシャーをかけ、第5ゲームでブレークを奪うと、迎えたマッチポイントでは強烈なバックハンドでジョルジのショットミスを誘った。大坂がこの試合で打ち込んだエースは、9本を数えた。
2016年大会に続く決勝に駒を進めた大坂は「決勝にどうしても行きたかったので、かなり緊張していました」とすると、「彼女のプレーはかなり良かったので、何とか切り抜けようという感じでした。でもサーブが良かったので、きょうはそれに救われることが多かったです」と語った。
大坂は、初優勝となったBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)、そして全米オープンに続くツアー通算3勝目を、プリスコバは自身初となるパンパシフィック・オープン決勝で同11勝目を目指すことになる。(c)AFP