アフリカ・ビクトリア湖のフェリー転覆事故、死者130人超に
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【9月22日 AFP】アフリカのビクトリア湖(Lake Victoria)で20日起きたフェリー転覆事故の死者が131人に増えた。溺れたとみられる数十人の捜索が続く中、ビクトリア湖のあるタンザニアのジョン・マグフリ(John Magufuli)大統領は21日、転覆したフェリーの運航関係者らの逮捕を指示した。
タンザニア国営メディアによると、フェリー「MV ニエレレ(MV Nyerere)」号はビクトリア湖にあるウカラ島(Ukara Island)の波止場近くで転覆。同号には定員の2倍に当たる200人が乗っていた可能性がある。
目撃者がAFPに語った話によると、事故当時、フェリーは波止場に近づいていて、船から降りようとする乗客が片側に殺到したところで転覆、沈没した。
マグフリ大統領は公共テレビで演説した際、事故をめぐる「怠慢」に言及し、「フェリーの運航に関わる人物全員」の逮捕を指示したと明らかにした。
同大統領は「フェリーが定員超過だったことは明らかなようだ」とし、「逮捕はすでに始まっている」と述べた。
大統領は、事故の死者がそれまでの126人から少なくとも131人へと増加したことを明らかにするとともに、4日間の国喪を宣言した。(c)AFP/Tristan MCCONNELL