米整形外科医と交際相手の女、性的暴行罪で起訴 余罪数百件か
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【9月19日 AFP】テレビのリアリティー番組に出演したこともある米カリフォルニア州の整形外科医とその交際相手の女が今月11日、女性2人に対する性的暴行と違法薬物の不正使用の罪などで起訴された。検察によると、余罪は数百件に上る恐れもあるという。
当局が18日、AFPに明らかにしたところによると、他の被害女性に名乗り出るよう呼び掛ける記者会見を行ったところ、数十件の情報が寄せられているという。同州オレンジ郡(Orange County)検察局のミシェル・ファンデルリンデン(Michelle Van Der Linden)報道官は「捜査班から、今日の午後は電話対応で多忙だとの報告を受けている」「電話でさらに情報がもたらされている。新たな手掛かりすべてを追うため忙しくなる」と語った。
2件の性的暴行に関連して性的暴行罪と違法薬物、武器関連の罪で起訴されたのは、整形外科医のグラント・ウィリアム・ロビショー(Grant William Robicheaux)被告(38)と交際相手のセリッサ・ローラ・ライリ―(Cerissa Laura Riley)被告(31)。
被告らはニューポートビーチ(Newport Beach)にあるロビショー被告の自宅で、デートレイプ・ドラッグやエクスタシー、コカインなどを使って被害者を抵抗できなくした上で、性的暴行を加えていたとみられる。
報道官によると、逮捕後、ロビショー被告の携帯電話から、着衣の状態や意識の有無がさまざまな女性たちが性的暴行を受けている場面を収めた動画数百点が見つかった。
オレンジ郡のトニー・ラッカアッカス(Tony Rackauckas)地区検事は「被告人らは自分たちの外見の魅力などを利用して、獲物となる候補の警戒心を下げていったと考えられる」と分析した。
有罪となれば、ロビショー被告は最大で禁錮40年、ライリー被告は最大で禁錮30年の刑が科される可能性がある。(c)AFP/Jocelyne ZABLIT