豪で相次ぐ縫い針混入、リンゴやバナナにも 警察は「深刻な犯罪」と警告
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【9月18日 AFP】オーストラリアのスーパーマーケットで販売されていたイチゴから縫い針が発見されるケースが相次いだことを受けて、警察当局は18日、犯人を今も割り出せていないと認めた一方、加害者は禁錮10年の刑が言い渡される可能性があると警告した。
現在、被害の通報件数は急増しており、シドニー近辺ではリンゴやバナナにも縫い針が混入されるなど、模倣犯によるものとみられるケースも発生。これを受け警察は、深刻な犯罪だとして警鐘を鳴らしている。
ニューサウスウェールズ(New South Wales)州警察幹部のダニー・ドハーティー(Danny Doherty)氏は、縫い針の混入は禁錮10年の刑が言い渡される可能性のある深刻な犯罪だと警告。
当局によると、イチゴから縫い針やピンが発見されるケースの通報件数は当初、全国で6件ほどだったが、現在はニュー・サウス・ウェールズ州のみで20件に達しているという。
ドハーティ氏は「動機やこうしたことをやりたがる理由は今も分かっていない」「何らかの要求もない」と述べている。(c)AFP