ハリケーン対応の米沿岸警備隊員が「白人至上主義」のサイン、任務から外される
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【9月16日 AFP】大型ハリケーン「フローレンス(Florence)」の対応に従事していた米沿岸警備隊員が、「白人至上主義」の象徴とされるハンドサインを出したところをテレビで放映され、任務から外された。
沿岸警備隊はツイッター(Twitter)の公式アカウントに、「沿岸警備隊はツイッターに投稿された嫌悪感を催させる動画について把握しており、問題の隊員を特定した上で災害対応任務から外した」と投稿した。
米ニュース専門局MSNBCがフローレンスについて沿岸警備隊の隊員にインタビューを行った際にこの事件が起きた。
インタビューを受ける隊員の後ろで席に着いていた短髪の隊員がカメラの方を見た後、右手を頭の横に持ってきて、中指と薬指、小指を立てたまま、親指と人さし指の先を付けて輪を作るようなしぐさを見せた。これをツイッターユーザーらは人種差別的なメッセージと解釈した。
米国では昨年1月のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の就任以来、人種間の緊張が高まっている。(c)AFP