【9月15日 AFP】超大型の台風22号(アジア名:マンクット、Mangkhut)は15日、暴風雨を伴いフィリピン北部ルソン(Luzon)島に上陸した。当局は台風の進路に当たる地域の住民数百万人に対し、重大な損害が生じる恐れがあると警告している。

 予報関係者らによれば、今年発生したなかで最も強力な台風だという。風速は70メートルに達しており、同島最北部に豪雨と突風をもたらしている。

 フィリピン気象庁(PAGASA)によると、台風中心部の上陸時刻は午前1時40分(日本時間同2時40分)。同庁はこれに先立ち、ルソン島北部の6州に対し、警戒レベルが2番目に高い「シグナル4」の警報を出している。

「シグナル4」は2013年11月に台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)がフィリピン中央部を襲った際にも出された。台風30号は7350人余りの死者・行方不明者を出し、同国史上最大の被害をもたらした。(c)AFP/Purple ROMERO