PSGが「ジャンプマン」ロゴの新ユニ発表、会長はFFP対策に期待
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【9月14日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)は13日、今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で着用する、米スポーツ用品大手ナイキ(Nike)の「ジョーダン・ブランド(JORDAN BRAND)」のロゴ、「ジャンプマン(Jumpman)」があしらわれた新たなユニホームのデザインを発表した。
PSGのナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長は、ジョーダン・ブランドと新たにユニホーム契約を結んだことは、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の順守に役立つだろうとAFPに語っている。PSGとジョーダン・ブランドの契約は、3年となっている。
報道によれば、米プロバスケットボール(NBA)の象徴的存在であるマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏にちなんで名付けられた同ブランドとの契約により、PSGは1年間で約2億ユーロ(約261億円)の収入を確保したいと考えているという。同ブランドは、PSGに30年間ユニホームを提供しているナイキの子会社にあたる。
アル・ケライフィ会長はAFPに対し、「素晴らしいことであり、チームに手を貸してくれるだろう。われわれの収入は増えるだろうから、私はみなさんに心配する必要はないと言いたい」と話した。
「もちろんやらねばならないことはある。しかし、今日におけるPSGの国際的なブランドは、ジョーダン・ブランドとともに、直近でも、シーズンを通しても多額の収入をもたらすはずだ」
同会長はまた、PSGはすでに「サッカー界において世界でもっとも有力な三つのブランドのうちの一つになった」と主張した。
しかしPSGは昨年、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)という世界でもっとも高額な2人を合計4億ユーロ(約523億円)で獲得し世間を驚かせた後、欧州サッカー連盟(UEFA)のFFP違反の調査対象となっていた。
UEFAは6月の時点でPSGに処分を下さず、7月に再調査を行うと発表していたが、最終的な決定についてはいまだ明らかになっていない。
FFPは欧州カップ戦に出場するチームの支出が収入を上回ること、あるいはそのクラブの3シーズンにおける総損失額が3000万ユーロ(約39億円)以上になることを防ぐ目的で導入された。(c)AFP