【9月13日 AFP】超大型の台風22号(アジア名:マンクット、Mangkhut)は13日現在、猛烈な風や豪雨を伴ってフィリピンに向かっており、今週末にも同国を直撃、その後中国へと進む見込みだ。

 台風22号は現在、北マリアナ諸島(Northern Mariana Islands)に強い風雨をもたらしながら最大風速70メートルの勢力で太平洋上を進んでいる。

 当局によると、台風が通過するフィリピンの地域にはおよそ1000万人が住んでおり、中国沿岸部に暮らす数百万人にも影響が及ぶ可能性もある。

 15日未明にも台風上陸が予想されているフィリピン北部ルソン(Luzon)島の海岸地域では住民ら数千人が避難を開始しており、地元当局者はAFPの取材に対し、「沿岸部の村は高潮の影響を受けやすく、前もって避難を行っている」「今後もさらに住民の避難を進めていく」と話した。(c)AFP