【9月13日 AFP】(更新)アップル(Apple)は12日、人気スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」最上位機種の最新モデルを発表した。高級スマホ市場での地位強化を目指す。

 アップルは昨年発表した最上位機種「iPhone X(アイフォーン・テン)」の後継モデルとして、「iPhone Xs(アイフォーン・テン・エス)」と「iPhone Xs Max(アイフォーン・テン・エス・マックス)」を発表を披露した。同社のフィル・シラー(Phil Schiller)上級副社長によると、新モデルの画面サイズは5.8インチと6.5インチで、旧機種より大きくなる。

 アップルのティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)は発表イベントで、「われわれは大きな節目に達しようとしている」と述べ、アイフォーンなどの基本ソフト(OS)iOSを搭載した端末の出荷台数が20億台に迫っていることを明らかにした。

 アイフォーンの人気でアップルは時価総額が1兆ドル(約111兆円)を突破し、世界で最も株式時価総額が大きい企業となったが、スマートフォンのシェアでは中国の華為技術(ファーウェイ、Huawei)に抜かれ3位に転落している。

 同社はこの日、スマートウオッチ「アップルウオッチ(Apple Watch)」の最新機種も発表した。新モデルは同製品の第4世代に当たり、心電図の記録や転倒検知のような健康管理に関する新機能が搭載される。転倒検知は、特に高齢者にとって重要な機能となる。

 アップルウオッチの米国での価格は399ドル(約4万4000円)からで、発売は9月21日の予定。(c)AFP