タンザニア大統領、自国の女性らに避妊をやめるよう呼び掛け
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【9月11日 AFP】タンザニアのジョン・マグフリ(John Magufuli)大統領は、同国の女性たちに対して「避妊をやめる」よう呼びかけ、自国の人口を増加させる必要があると主張した。地元紙が10日報じた。
日刊紙「ザ・シチズン(The Citizen)」によると、マグフリ大統領は9日の演説で「あなた方は牛を所有している。大農家だ。子どもたちを食べさせていくことができる。なぜ避妊に頼るのだろうか?これは私の意見だが、タンザニアでは産児制限をする必要はないと思う」と発言。「私は欧州などを訪れたことがあるが、産児制限の有害な影響を目にしてきた。一部の国では人口増加が鈍化し、労働力が不足している」と述べた。
同大統領は国民に、部外者が広めた悪い忠告は無視して、もっと子どもをつくることが大切だと訴え、「女性は今すぐ避妊をやめることができる」と呼び掛けた。
タンザニアの人口は約6000万人で、1961年の独立当時から1000万人増加している。(c)AFP