モスクワ市長選、プーチン氏側近の現職が圧勝
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【9月10日 AFP】ロシアで9日、知事や議員らを選ぶ統一地方選が実施され、首都モスクワの市長選ではウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領側近の現職セルゲイ・ソビャニン(Sergei Sobyanin)氏(60)が圧勝し、再選された。選挙管理委員会が翌10日、発表した。ただ投票日には、年金改革をめぐる抗議行動が各地で行われ、選挙に影を落とした。
選管が発表した開票結果によると、2010年からモスクワ市長を務めているソビニャン氏の得票率は70.02%。投票率は30.8%だったという。
2013年の同市長選では、プーチン大統領の政敵アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が予想以上に善戦して25%超の票を獲得。ソビニャン氏の得票率は過半数をわずかに上回る51.4%で、決選投票を辛くも回避した。
だが今回の選挙では、野党の有力候補らの出馬が阻まれ、現職にとって有利な状況だった。
統一地方選全体でも、与党の統一ロシア(United Russia)からの立候補者が各地で軒並み当選を果たした。
ただ投票日には、大きな反発を招いている年金改革に対して全国各地で抗議行動が行われ、国民の怒りが噴出し、多数の逮捕者が出る事態となった。(c)AFP