米、北朝鮮プログラマーを訴追 WannaCryやソニー攻撃に関与疑い
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【9月7日 AFP】(写真追加)米政府は6日、近年で最大級の被害を引き起こした世界規模のハッキング事件数件に関与したとして、北朝鮮国営企業の下で働いていた同国のプログラマーを訴追したと発表した。
訴追されたのは、パク・ジニョク(Park Jin Hyok)容疑者。米政府は同容疑者が関与した事件として、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)「ワナクライ(WannaCry)」の世界的な感染拡大や、2014年の米映画製作大手ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(Sony Pictures Entertainment)に対するサイバー攻撃、2016年のバングラデシュ中央銀行に対するサイバー強盗を挙げている。
米国の司法、財務両省によれば、パク容疑者は、「北朝鮮政府または朝鮮労働党に代わり」これらの有名なハッキング事件を首謀したハッカー集団「ラザルス・グループ(Lazarus Group)」のメンバーだった。
司法省は、コンピューター詐欺の共謀と、電子詐欺の共謀の罪でパク容疑者を訴追。また財務省は、パク容疑者と、同容疑者が働いていた国営企業「朝鮮エキスポ(Chosun Expo Joint Venture)」に金融制裁を科したことを発表した。(c)AFP