セレーナがセバストワに圧勝、通算9回目の全米決勝進出
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【9月7日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)は6日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第17シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-3、6-0で第19シードのアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)に快勝し、自身9回目の決勝へ駒を進めた。
セレーナは、初めてのグランドスラム準決勝を戦ったセバストワをわずか66分で一蹴。優勝すれば、およそ1年前に長女のアレクシス・オリンピア(Alexis Olympia)ちゃんを出産した後では初の四大大会(グランドスラム)制覇、通算では24回目の優勝となる。
準優勝だったウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)に続いて、今季2回目のグランドスラム決勝に進出したセレーナは「本当に信じられない気持ち」と話し、「1年前には娘を産んだ後、病院で命がけの闘いをしていたのに」と出産後に血栓ができて危険な状態に陥ったことを振り返った。
「コートに出るたび、このスポーツをプレーできていることにすごく感謝している。こんなに早くここまで来られるなんて。決勝で何が待っているか、本当に楽しみにしている」
セレーナは8日の決勝で、大会第14シードで前回準優勝のマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)と、第20シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)の勝者と対戦する。
一方、前回女王のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)を破って勝ち上がってきたセバストワは、「自分から失ったもったいないゲームがいくつかあった」と悔やみ、相手に先行された後はなすすべがなかったと話した。
「第1セットの展開が第2セットに響いた。最初のセットはブレークされてはいけないゲームが二つあって、どちらもゲームポイントを握っていた。セレーナにリードされてからは厳しかった。相手のゲームでもトライしたが、向こうのサーブがすごく良かった。時速200キロメートル近いサーブを打ち込まれたら、できることはほとんどない」 (c)AFP