【9月6日 AFP】日本政府は、東京電力福島第1原発の事故後の作業に従事し、肺がんで死亡した50代の男性について、被ばくとの因果関係を認め、労災と認定した。国内メディアが6日までに伝えた。

 福島第1原発の事故対応に当たった作業員の労災認定は5件目で、死亡例では初めて。

 男性は事故直後の2011年3月から12月にかけて緊急作業に従事し、放射線量の測定などを担当した。作業時には全面マスクの防護服を着用していたとされる。2016年2月に肺がんを発症し、その後亡くなった。

 男性は1980年から2015年まで、主に福島第1原発や国内各地のほかの原発で働いていた。(c)AFP