【9月5日 AFP】韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領の特使団が5日、平壌で北朝鮮側と会談した。今年3回目となる南北首脳会談の詳細を詰めるほか、行き詰まっている非核化協議の打開に向けた話し合いを行ったものとみられている。

 特使団は大統領府(青瓦台、Blue House)の鄭義溶(チョン・ウィヨン、Chung Eui-yong)国家安保室長以下5人。韓国大統領府の報道官は会談が始まったことは認めたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

 韓国特使団による今回の平壌日帰り訪問は、今月予定されている文大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との首脳会談に向けて詳細を詰めるのが目的だとされている。

 しかし鄭氏は文大統領から金委員長への親書を託されており、観測筋によると、その中には非核化協議の行き詰まりの打開に向けた提案が記されているという。(c)AFP/Park Chan-kyong