【9月5日 CNS】中国では大学の入学シーズンを迎え、旅行業界の「新学期商戦」が盛り上がっている。

 大手旅行会社の携程(シートリップ、Ctrip)傘下のシンクタンク携程酒店大学ビッグデータ研究センターによると、新学期前後のホテル予約数は前年同期比100%近く増加しているという。大学が集積する都市では、部屋不足の状態に陥っている。子どもを大学に送るついでに、家族で周辺を旅行するスタイルも定着しつつある。

 大学が多く立地する都市では、入学手続きが行われる8月中旬から、大学周辺のホテルの稼働率が急上昇。同センターによると、大学入学関連の予約が多い都市は、順に北京、上海、広州(Guangzhou)、南京(Nanjing)、武漢(Wuhan)、などだ。

 大学周辺のホテルの稼働率は軒並み80%を超え、北京や上海の学園都市では90%に達している。北京大学(Peking University)や清華大学(Tsinghua University)の入学手続きが他大学に比べて早いこともあり、北京は8月13日にホテル予約がピークを迎えた。(c)CNS/JCM/AFPBB News