オズの魔法使の「ルビーの靴」、13年ぶりに発見 米博物館で盗難被害
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【9月5日 AFP】1939年公開の映画『オズの魔法使(The Wizard of Oz)』で、ジュディ・ガーランド(Judy Garland)扮(ふん)する主人公ドロシーが履いた後、13年前に米ミネソタ州の博物館から盗まれた「ルビーの靴」が、4日までに回収されたことが分かった。
赤いスパンコールで飾られた世界的に有名なこの靴は、故ガーランドさんが撮影中に履いた4足のうちの1足。生まれ故郷ミネソタ州グランドラピッズ(Grand Rapids)にあるジュディ・ガーランド博物館(Judy Garland Museum)でガラスケースに入れられて展示されていたが、2005年に深夜、粉々にされたガラスケースの中から奪い去られ、行方が分からなくなっていた。
靴の返還につながる情報には100万ドル(約1億1000万円)の懸賞金も出された。しかし、犯人と靴の行方は長い間謎に包まれていた。
米当局によると、靴は4日に地元に戻ってきた。ただ、当局は靴の発見に至った経緯についてはほとんど明かさず、記者団には靴を回収し、「複数の容疑者」がいたと述べるにとどめている。(c)AFP/Nova SAFO