【9月4日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第7シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が7-6(8-6)、6-2、6-4で第10シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を下し、2014年大会決勝で対戦した錦織圭(Kei Nishikori)と準々決勝で再戦することが決まった。

 米ニューヨークで自身5度目の8強入りを決めたチリッチは試合後、「僕たちは過去何年も最高の勝負をしてきたし、特に全米オープンでは3度も対戦した」とすると、「ケイは素晴らしいプレーをしている。自分のテニスを続けることが最も重要。勝ち抜けたいと思っている」と語った。

 全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)では、決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れて準優勝に終わったチリッチは、今大会3回戦でアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)とフルセットのマラソンマッチを強いられ、試合が終わったのは翌日の午前2時だった。

 長期戦を経て迎えたこの日は、第1セットでゴフィンにサービングフォーザセットのチャンスをつかまれながらも、最終的には接戦になったタイブレークをチリッチが制した。サービングフォーザマッチで迎えた第3セット5-4の場面では、2度のマッチポイントをふいにすると、ゴフィンにブレークのチャンスを握られるなど不安になる場面もあったが、最後はフォアハンドのウイナーで試合を終わらせた。

 チリッチは「1本目と2本目のマッチポイントを逃し、これが8本も続かないように願っていたよ」と話し、ゲームカウントを5-5に戻した第1セットの自身のブレークを「非常に大きかった」と振り返った。

「第1セットを終えると、ダビドは勢いを失った。試合後、彼は肩に問題を抱えていたと教えてくれた。それでも、私は自分のリズムを維持し続けた。うまくプレーできたし幸せだ」 (c)AFP