北朝鮮のボクシングコーチをアジア大会から追放、リング上で敗戦に猛抗議
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【9月2日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian Games、Asiad)は1日、ボクシング女子各階級の決勝が行われ、フライ級では選手の敗戦にリング上で抗議した2人の北朝鮮のコーチが、大会から追放された。
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北朝鮮のパン・チョルミ(Chol Mi Pang)が、判定の末に2-3で中国のチャン・ヤン(Yuan Chang)に敗れた後、パンとともにコーチのパク・チョルジュン(Chol Jun Pak)氏はリングから立ち去るの拒否した。
他の決勝種目にも影響を与えた抗議活動をした2人は、その後警察官や警備員によってリングから強制的に退去させられた。
またもう一人のコーチであるパク・イルナム(Il Nam Pak)氏は、リング外で怒りをあらわにし、判定に対してやじを飛ばすよう観客をあおった。
両コーチはアジア大会の参加資格をすぐさま取り消され、国際ボクシング協会(AIBA)による懲戒処分を受けるとみられる。
観客の中には多くの北朝鮮選手団もおり、表彰式では韓国の応援団とともに金メダルを受け取ったチャンにブーイングを浴びせた。パンは無表情のまま銀メダルを受け取ると、国歌演奏時には中国国旗に背を向け、他のメダリストとの記念撮影にも参加しなかった。
パンに対する処分がAIBAなどから下されるか否かは、判明していない。
AIBAは2日、こういった問題の再発防止と「フェアプレーの確保」に向け、物議を醸すような判定に対する抗議権を導入するとしている。(c)AFP