WTOが「襟を正さないなら脱退」、トランプ大統領が警告
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【8月31日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は30日、世界貿易機関(WTO)について、同機関が「襟を正さない」なら米国は脱退すると警告した。
米ブルームバーグ・ニュース(Bloomberg News)の取材に対しトランプ大統領は、「WTOが襟を正さなければ、脱退するだろう」と明言した。
第2次世界大戦(World War II)後のWTO創設には米国も協力。しかしこれまでにもWTOに対する非難を繰り返しているトランプ大統領は、WTO設立合意を「史上最悪の貿易協定」と言い放った。
ただ、WTOの紛争解決制度は自国にとって不利であり、米国が「訴訟に勝ったことは皆無に等しい」と批判していたトランプ氏も変化の兆しはあると述べ、「昨年勝訴が増えてきた。それはなぜか。米国が勝たなければ私が脱退することをWTOも分かっているからだ」という見方を示した。(c)AFP