絶滅危惧のウミガメ、禁止の漁網に絡まり300匹超死ぬ メキシコ
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【8月30日 AFP】メキシコ南部の浜辺で、絶滅の危機に瀕しているヒメウミガメ300匹余りが使用の禁止されている種類の漁網に絡まって死んでいるのが見つかった。環境当局が明らかにした。メキシコでは2週間前にもウミガメの大量死が発見されている。
ヒメウミガメの大量の死骸は、南部オアハカ(Oaxaca)州プエルトエスコンディード(Puerto Escondido)の浜辺に浮かんでいるのが見つかった。
メキシコの環境犯罪当局はこれらのウミガメについて「全長120メートルの禁止されている漁網と長さ約15センチのナイロン製の釣り糸に絡まり、8日ほど前に海でおぼれて死んだ」と説明している。
メキシコでは今月17日にも、隣のチアパス(Chiapas)州の砂浜でウミガメ122匹の死骸が見つかっている。ほとんどがヒメウミガメで、頭や甲羅に傷のある死骸もあった。
メキシコは1990年にウミガメの捕獲を禁止しているが、ウミガメの卵を高値で取引する闇市場が今も存在する。(c)AFP