【8月30日 CNS】世界観光機関(UNWTO)は28日、「UNWTO観光ハイライト2018年版」を発表した。それによると、中国人旅行者が海外旅行で消費した金額は2577億ドル(約29兆円)で、世界トップであることがわかった。

 レポートによると、17年の世界の観光収入は計1兆3400億ドル(約150兆円)で、中国人旅行者の消費は全体の2割を占める計算となる。

 海外旅行者数は前年比8400万人増ののべ13億2300万人。伸び幅は10年以来の高水準だった。

 インバウンド市場としては、入国者別ではフランスが首位、スペイン、米国、中国と続いた。観光収入で見ると、米国が2位のスペインに大きく差をつけてトップ。アジアではタイ、マカオ、日本がトップ10入りした。

 18年1〜4月の世界の海外旅行者数は前年同期比6%増えており、今年も堅調に伸びている。(c)CNS/JCM/AFPBB News