セレーナとヴィーナス、通算30回目の姉妹対決へ 全米3回戦で激突
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【8月30日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)は29日、女子シングルス2回戦が行われ、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)とヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)が共に勝利し、3回戦で通算30回目の姉妹対決が実現することが決まった。
全米オープンで6度の優勝経験を誇る大会第17シードのセレーナはこの日、試合を通して30本のウイナーと13本のエースをたたき込み、世界ランキング101位のカリナ・ウィットホーフト(Carina Witthoeft、ドイツ)を6-2、6-2で下した。
一方、米ニューヨークでは2000年と2001年に頂点に立っている第16シードのヴィーナスは6-4、7-5でカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)を退け、自身17回目の3回戦進出を決めた。
16強入りを懸けて争う31日の一戦は、初対決となった1998年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)の後では、四大大会(グランドスラム)の舞台で最も早いラウンドでの対戦となる。
2回戦で顔を合わせた1998年の全豪オープンではヴィーナスが勝利したが、ここ20年の対戦成績は今大会で通算24個目のグランドスラムタイトルを目指すセレーナが17勝12敗で勝ち越しており、有利とみられている。
ヴィーナスは試合後、直近の対戦となった昨年の全豪オープンでは「2対1」だったから自身は分が悪かったとコメント。これは、セレーナが第1子の妊娠中に同大会に出場していたことを意味しており、セレーナも試合後のインタビューで「まあ、あの時は私の方が優位に立っていたかもしれないけど、金曜日(31日)はものすごい激しい試合になるだろうね」とジョークで応酬した。
「大会序盤にしてはタフな試合。2人とも大会の後半に戦いたいと思っていたけど、こればかりは仕方がない。死ぬわけではないのだから」
連覇を狙う第3シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)は4-6、7-5、6-2で予選勝者のアンヘリナ・カリニナ(Anhelina Kalinina、ウクライナ)とのマラソンマッチを制し、3回戦へ駒を進めた。
アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)での一戦を2時間46分で制したスティーブンズは次戦、元世界ランキング1位のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)と顔を合わせる。
第7シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)はタチアナ・マリア(Tatjana Maria、ドイツ)に6-2、6-3で快勝し、1回戦で苦杯をなめたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)のリベンジを果たした。
また、初戦で第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を破ったカイア・カネピ(Kaia Kanepi、エストニア)は、スイス選手を6-4、6-3で下して3回戦進出を決めたが、第9シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)は6-7(10-12)、3-6でエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)に敗れ、大会から姿を消した。(c)AFP/Dave JAMES