故マケイン氏、最後の声明でトランプ氏批判
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【8月28日 AFP】25日に脳腫瘍(のうしゅよう)のため死去した米アリゾナ州選出の上院議員、ジョン・マケイン(John McCain)氏が、生前に国民に向けて残した別れの声明が27日、公表された。マケイン氏はその中で「部族的な対立」を非難し、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領に対する最後の批判を展開した。
マケイン氏の選挙対策本部長を務めたリック・デービス(Rick Davis)氏が読み上げた声明で、「私たちは、愛国主義と党派的な対立を混同する際、自分たちの偉大さを弱めてしまう。部族的な対立は、世界の至るところで憤りや憎しみ、暴力の種をまいている」と指摘。
さらに、「壁を壊すことなく、その後ろに隠れる時、そして自分たちの理想を変化のための偉大な力として信頼するのでなく、その力を疑う時、私たちは自分たちの偉大さを弱めてしまう」と、トランプ氏が進める国境の壁建設計画への言及とみられる言葉も残した。(c)AFP