【8月27日 AFP】(更新、写真追加)米南部フロリダ州ジャクソンビル(Jacksonville)で26日、ビデオゲーム大会が開かれていたバーで銃乱射事件があり、地元警察によると、2人が死亡した。さらに容疑者とみられる男も現場で死亡したほか、11人が負傷した。

 現場は複合商業施設「ランディング(Landing)」に入るゲームバー「GLHF」。米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のビデオゲーム「マッデン19(Madden 19)」の地方大会が行われていたという。

 マイク・ウィリアムズ(Mike Williams)保安官は記者会見で、「現場で3人が死亡し、うち1人は容疑者だ」と明らかにした。身元もメリーランド州ボルティモア(Baltimore)のデービット・カッツ(David Katz)容疑者(24)と特定し、発表した。

 ウィリアムズ氏によると、9人が病院に搬送され、2人が自分で病院を訪れた。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)はあるプレーヤーの話として、銃撃犯は大会参加者の一人で、ゲームに負けていたと報じている。

 フロリダ州ではここ数年、銃乱射事件が相次いでいる。2016年にはオーランド(Orlando)の同性愛者向けナイトクラブで起きた事件で49人が死亡し、今年2月にはマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校(Marjory Stoneman Douglas High School)で17人が犠牲になった。

 サラ・サンダース(Sarah Sanders)大統領報道官は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領にも事件の説明が行われたと明かし、「状況を注視している」と述べた。(c)AFP