イラン西部でM6.0の地震、2人死亡241人負傷
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【8月26日 AFP】イラン西部の対イラク国境付近で26日、マグニチュード(M)6.0の強い地震が発生し、2人が死亡、241人が負傷した。当局が現地メディアに明らかにした。
米地質調査所(USGS)によると、地震は西部ケルマンシャー(Kermanshah)州ジャバーンルード(Javanrud)の南西26キロで発生。震源は浅く、数百人が死亡した昨年11月の地震の震源と近いという。
ケルマンシャー医科大学(Kermanshah University of Medical Sciences)救急医療部のサエブ・シャリダリ(Saeb Sharidari)部長が国営イラン通信(IRNA)に語ったところによると、2人が死亡、241人が負傷し、6人が重体となっている。死亡したのは妊婦と70歳の男性で、男性は心臓発作で死亡した。
また、赤新月社(Red Crescent)のケルマンシャー州の責任者によると、少なくとも21回の余震が起きたという。
ソーシャルメディアには病院に救急搬送される人々の画像が投稿されたが、インフラへの被害は比較的少ないとみられている。
ケルマンシャー州では、昨年11月に発生したM7.3の強い地震で620人が死亡し、イラク側でも8人が死亡した。(c)AFP