ロシア野党指導者また拘束、年金改革案へのデモ計画が理由との臆測も
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【8月26日 AFP】ロシアの野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が25日、モスクワ市内の自宅前で拘束された。同氏の広報担当者キラ・ヤルミシュ(Kira Yarmysh)氏がツイッター(Twitter)への投稿で明らかにした。拘束の理由は今のところ不明で、ナワリヌイ氏は拘束の際に指を負傷したという。
ヤルミシュ氏は「ナワリヌイ氏は2時間前に自宅前で拘束された。現在ダニロフスキー(Danilovsky)の警察署で勾留されている。拘束の理由について説明はなかった。彼の携帯電話は没収された」とツイート。また、ラジオ局「モスクワのこだま(Ekho Moskvy)のインタビューでは、ナワリヌイ氏の今回の拘束が、ロシア政府の年金改革案に対する抗議デモを9月9日に計画していることと「おそらく関連がある」と語った。
年金改革案はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の与党が支持する半面、国民の間では不満が広がっている。改革反対の請願には、これまでに280万人を超える署名が集まった。
ナワリヌイ氏は5月、プーチン大統領の4期目の就任式を前に抗議デモを開催した。その後30日間拘留され、サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)が開幕した6月14日に釈放された。(c)AFP