史上初の太平洋遠泳横断、仏冒険家が挑戦再開 今年6月に銚子を出発
このニュースをシェア
【8月22日 AFP】人類史上初めて、太平洋を泳いで横断する冒険に挑んでいるフランス人のベン・ルコント(Ben Lecomte)さん(51)が22日、嵐の影響で一時中断を余儀なくされていた挑戦を再開したと発表した。
ルコントさんはツイッター(Twitter)で「きょう海に戻った! 台風を避けていたが、ようやく再開場所に戻って泳ぎを続けている」と明らかにした。
6月5日に千葉・銚子を出発したルコントさんは、太平洋を泳いで渡り、6~8か月以内に米サンフランシスコ(San Francisco)に到達する予定だった。
しかし、この壮大な冒険はスタートから2か月あまりで強い嵐に7度見舞われ、ルコントさんは日本に引き返さなければならなかった。
ルコントさんとそのチームは、台風シーズンの間、相次ぐ嵐が周辺エリアから過ぎ去るのを待ち、泳ぎを中断した日本の東方約580海里(約1000キロ)超の場所に今週ようやく戻ってきた。
ルコントさんは毎日8時間泳ぎ、8000カロリーを消費するプランを再開する。
環境保護活動家でもあるルコントさんは、海洋汚染とプラスチック汚染を啓発すべく今回の挑戦を企画したという。(c)AFP