アフガン大統領府近くに攻撃、治安部隊と激しい戦闘 ISが犯行声明
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【8月22日 AFP】アフガニスタンの首都カブールにある大統領府周辺で21日、武装集団による攻撃があり、治安部隊との間で激しい戦闘になった。攻撃は数時間後続いたが、アフガニスタン軍による空爆支援を受けた治安部隊によって鎮圧された。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。
攻撃は、イスラム教の祭日「犠牲祭(イード・アル・アドハ、Eid al-Adha)」の初日に当たりアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領が大統領府で演説している時に発生。その後、一部地区には迫撃砲弾が降り注いだ。
武装勢力の人数については情報が錯そうしている。軍高官は戦闘員2人を殺害したと発表。一方、警察は4人が拘束されたとし、死者には言及していない。駐留米軍は、戦闘員9人が2か所から迫撃砲約30発を発射し、4人が殺害されたほか、5人がアフガニスタン部隊に投降したとしている。
ガニ大統領は19日に旧支配勢力タリバン(Taliban)に3か月の停戦を呼び掛けていた。(c)AFP/Wakil KOHSAR