ベネズエラでM7.0の地震、首都でも揺れ 津波の恐れはなし
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【8月22日 AFP】(更新、写真追加)米地質調査所(USGS)によると、ベネズエラ北東部スクレ(Sucre)州で21日午後5時30分(日本時間22日午前6時30分)ごろ、マグニチュード(M)7.3の地震があった。現時点で被害については伝えられていない。米太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)はこの地震による津波の恐れはないとしている。
USGSによると、震源地はスクレ州の沿岸で震源の深さは123キロ。一方、ベネズエラの地質研究所はM6.3の地震を観測したと発表し、震源地は首都カラカスの東約400キロとしている。
カラカスでも揺れは数秒間感じられ、高い建物から人々が外に避難するなど騒然とした雰囲気となった。
ネストル・レベロル(Nestor Reverol)内務相は、揺れは複数の州で感じられたが「これまでのところ被害者の報告は入っていない」と説明。被害が出ているかどうかについては調査中だとしている。
ベネズエラが直近でこの規模の地震に見舞われたのは1997年。同じくスクレ州でM7.0を観測し、73人が死亡した。また、30年前にはカラカスでM6.7の地震により200人が犠牲になっている。(c)AFP