トランプ氏元弁護士、選挙法違反認める 大統領の関与示唆
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【8月22日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の個人弁護士を長年務めたマイケル・コーエン(Michael Cohen)氏が21日、司法取引に応じ、詐欺行為や選挙資金法違反など8件の罪を認めた。コーエン氏はさらに有罪答弁の中で、トランプ氏がその一部に関与していたことを明らかにした。
ニューヨークの裁判所に出廷したコーエン氏は判事の質問に対し、トランプ氏との不倫関係を主張する女性2人に対し、それぞれ13万ドル(約1400万円)と15万ドル(約1650万円)を支払ったと説明。支払いはトランプ氏の要請によるもので、女性らの口止めによって「選挙に影響を与える」ことが目的だったと述べた。
コーエン氏は女性らの名前は明らかにしなかったが、金額はそれぞれ、トランプ氏と不倫関係にあったと主張しているポルノ女優のストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さんと、米男性誌「プレイボーイ(Playboy)」元モデルのカレン・マクドゥーガル(Karen McDougal)さんに支払われた金額と一致する。
コーエン氏はかつて、「大統領のためなら銃弾も受ける」とまで語りトランプ氏への忠誠心を示していたが、今回の答弁はトランプ氏が犯罪行為に及んだ可能性を示唆する爆弾証言となった。(c)AFP