機密権限の剥奪阻止を、元CIA長官が議会に呼び掛け
このニュースをシェア
【8月20日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領によって米政府の機密情報に接する権限を剥奪されたジョン・ブレナン(John Brennan)元中央情報局(CIA)長官は19日、トランプ氏の言動は「反逆的」だと改めて批判し、トランプ氏による他の元情報機関幹部らの権限剥奪を阻止するよう議会に呼び掛けた。
米NBCの番組「ミート・ザ・プレス(Meet the Press)」で語った。
トランプ氏は先週、「根拠がなく悪意に満ちた言いがかり」をしたとしてブレナン氏の権限を剥奪。さらに民主党の他の現・旧政府高官らに対しても権限を失う可能性があると通告している。ホワイトハウス(White House)は剥奪対象者の「政敵リスト」を作成しているとも伝えられる。
ブレナン氏は番組のインタビューで「私は彼の言動を反逆的だと言った。この考えは断固変わらない」「異常な時代であり(中略)トランプ氏がやっていることには赤信号がともっている」などと、これまでで最も強い言葉でトランプ氏を非難した。
権限を剥奪されて以降、ブレナン氏は元情報機関幹部らの支持を受けているが、与党・共和党議員の支持は目立たない。(c)AFP